お子さんのお口の健康を守ってあげましょう

むし歯みたいだけど、乳歯は抜けるから大丈夫よね……歯が生えるまではケアしなくても平気でしょ……

このような考え方は、とっても危険です。お子さんの歯の健康は、大人になったときの歯の健康をも左右するもの。お子様自身でのケアが難しい時期に、親御さんがいかにケアをサポートしてあげられるかで、お子さんの歯の成長や健康状態は変わってきます。

以下では、小児歯科において親御さんに知っておいていただきたいことをお伝えしています。お子さんの歯の健康は親御さんにかかっているといっても過言ではありません。正しい知識を身につけて、お子さんのお口の健康を守ってあげましょう。

子供のむし歯は親が原因?

実は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌は存在しません。では、どこからむし歯菌がやってくるのかというと、それはママやパパの口の中から。大人の口の中にはむし歯菌が存在しており、それが同じ食器を使ったりキスをしたりすることで、お子さんに移ってしまうのです。特にお母さんからの母子感染が多いのです。かわいいのはわかりますが、むし歯菌が移りにくくなるまでキスなどは避け、ハグや抱っこなどでスキンシップをとってあげるようにしましょう。

年代別!お口のケア方法について

乳歯が生えてきた頃からお口のケアは必要です。お子さんの年齢別にケア方法をご紹介しますので、ぜひお役立てください。

生後7~8か月 前歯が生えてきます。前歯に付いた汚れはガーゼなどのやわらかい布で拭き取ってください。
生後1年を過ぎた頃 そろそろ歯ブラシを使ったケアをはじめましょう。膝の上にお子様をあおむけに寝かせて、ブラッシングをしてあげてください。歌を歌ったりしながら、リラックスさせ、楽しい雰囲気で行うのがコツです。
3歳 お子様が一人でブラッシングできるようになる時期です。とはいえ、まだ上手に磨けないので親御さんが仕上げ磨きをしてあげてください。
5歳 お子さんに1日3回のブラッシング習慣を身につけさせましょう。まだ、仕上げ磨きが必要ですので、しっかりフォローしてあげましょう。
6歳 「六歳臼歯」という大きな奥歯が生えてきます。この六歳臼歯はデコボコしており汚れが溜まりやすいので、念入りに磨くように教えてあげてください。
6歳~ 乳歯が永久歯に生え替わってきます。生えたばかりの永久歯はむし歯になりやすいため、お子さんのブラッシングに加えて親御さんによる仕上げ磨きや定期検診での予防処置を行うことが重要です。

Pickup! 歯周病は妊娠前に治しましょう

ホルモンのバランスが変化する妊娠期は、むし歯や歯周病にもかかりやすくなっています。特に歯周病は、早産や未熟児出産のリスクを高めるといわれています。たとえ自覚症状がなかったとしても、安定期に入ったら定期的な検診を受けることをおすすめします。

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当院の小児歯科メニュー

ブラッシング指導

生え替わりの状況や歯並びなどお口の状況を考慮し、適切なブラッシング方法をレクチャーしています。親御さんには仕上げみがきの方法もお教えしていますので、一人で磨けるようになるまではしっかりフォローしてあげましょう。

シーラント

6歳頃に生えてくる六歳臼歯はデコボコしており、汚れが溜まりやすくなっています。主にこの歯の六歳臼歯の溝に対して樹脂を詰めて汚れが溜まりにくくするのが、シーラントというむし歯予防処置です。

フッ素塗布

歯質を強化するはたらきのあるフッ素を歯の表面に塗布して、むし歯を予防します。一定期間でコーティング効果がなくなるので、定期的に処置を受けられることをおすすめします。

小児矯正

小児矯正とは、子供のときに行う矯正治療のことです。お子様が適切な時期に矯正治療を始めることで、多くのメリットが得られるので歯並びが気になる場合はぜひご検討ください。

小児矯正のメリット

1.抜歯のリスクが減る

早期治療を始めることで、永久歯を抜かずにワイヤーを使った矯正をできる可能性が高くなります。

2.治療がスムーズ

顎の成長を利用できるので、スムーズに顎の形やバランスを整えることができます。

3.矯正期間が短縮できる

早期に矯正治療を始めることで、正しい位置に永久歯が生えるよう導けるため、大人になってからの本格的な矯正が簡単に済み、期間が短くなる、もしくは不要になる場合もあります。

先生からのメッセージ

お子さんのお口の健康を守るためには、お子様が誕生する前から始まっています。お母様はもちろん、ご家族自身がお口の健康をあらかじめ守っておくことが大切なポイントです。また、生まれたあとも、小さいうちから歯科医院に通う習慣を身に付け、正しい成長を促してあげましょう。